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第四回公演に向けて

寒い日が続き、風邪もはやる中、松尾塾の塾生は毎週元気に稽古に通ってます。
鳴物の監修の田中長十郎先生が稽古場に駆けつけてくださいました。
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夏の公演で使う大鼓演奏用の指皮を作るためです。以前の稽古場NEWSでも紹介しましたが、指皮は毎日薄い和紙を貼っては乾かすことを繰り返し、数か月かけて作ります。先生方の手間がかかる指皮を毎年、塾生のために作ってくださいます。
1年を通して松尾塾のことを考えてくださる先生方には感謝の気持ちで一杯になります。年の初めに長十郎先生からお言葉をいただき、塾生は気持ちを新たに気合が入ったことでしょう。
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また、昨年の8月公演以来、日本舞踊では「松の緑」の稽古に励んでいましたが、ついに、今年の「第四回公演」でご披露させていただく「正札附根元草摺」と「四季の彩り」の稽古が始まりました。
「正札附根元草摺」は松尾塾伝統芸能にとっては初めての「台詞」の入る演目になります。4回目の公演ということもあり、先生方の塾生への信頼と期待を込めた演目になります。
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「四季の彩り」は、「菖蒲浴衣」「月の巻」「雪娘」「屋敷娘」とメドレーで春夏秋冬を踊る長唄の演目になります。
「正札附」に出演する塾生は、「第四回公演」に向けて、狂言の台詞の他に日本舞踊に台詞も覚えなくていけません。あと、約半年の間に多くの壁が待ち受けていることでしょう。4回目の舞台で、逞しく輝く塾生の姿が楽しみです。