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年の暮れを感じる日

今年も残すところ一ヵ月。松尾塾の稽古も残り4回となりました。この日の稽古で今年お会いするのは最後となる先生に少し早い年末のご挨拶をするなど、年の暮れを意識する日となりました。
今年は塾生にとって、初公演という大きな経験と学びがありました。公演直後は自分たちの出来栄えに満足していた塾生も、公演後の先生方からのご指摘や日々の稽古での悔しさから、来年の公演で目指すものが一回り大きくなっているように感じられます。
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松尾塾の理念「子供に対して大人が諦めない」。まさに、松尾塾で指導して下さっている先生方も、塾生が一つ取得するとさらに次へと高いクオリティを求めて指導して下さいます。
日本舞踊では11月から始まった「藤娘」の今までのおさらいから始まりました。まずは軸となる振りを完璧に覚えてから、細かい指導が始まります。体の向きが大切、腕の位置で年齢を表現する、上を見上げる時は藤の花を見つめるように、など一つ一つの動きの意味を確認して、心を込めて踊ることを学ぶ稽古となりました。
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花柳美輝風先生から「楽しんでいるだけでは上手くなれない。辛いことを乗り越えると上手くなっていくから、注意されたことをよく考えて直すように。何も考えずにお稽古をすることは無駄なことです。」とご指導いただきました。
このように塾生たちは稽古を通して、人生においても大切なことを学び大きく成長していきます。