自主公演

日本の伝統ある劇場芸能を助成し、振興し、もって我が国独自の文化、芸能の保存及び向上に寄与することを目的とし、公益財団法人松尾芸能振興財団主催による催しを行います。

「女性による伝統芸能の伝承」シリーズ

日本の伝統芸能の世界における女性のポテンシャルを引き出し、活路を見出すことを目的に企画した公演です。2016年に第1回公演を開催し、5回にわたるのシリーズ企画です。

開催趣旨

日本の伝統芸能は世界でも高く評価されていますが、それはアジアの端にある日本が世界から持ち込まれた文化を否定することなく受け入れ、独自の発展を遂げてきたからです。また、そこには日本人の心(親子・主従の思いなど)が根底に流れています。しかし、戦後、欧米からの文化が溢れるにつれ若者たちの伝統芸能への関心は薄れ、伝承者の減少は歯止めがかからない状況にあります。
日本の伝統芸能は男性によって発展してきたものが多く、現在でも男性が中心となって活躍する場が多くあります。また、女性の伝統芸能との関わりは稽古事や鑑賞の形が多く、伝承者はとても少ないのが現状です。出演者、演奏者に限らず裏方スタッフも含め、伝統芸能の世界で女性が活躍する場が増え伝承者として認められることにより、若い世代の人々が魅力的な職業と感じることが出来れば、日本の伝統芸能は更に発展し進化していくと考え「女性による伝統芸能の伝承」シリーズを開催しました。


開催実績

第1回女性による伝統芸能の伝承 2016年10月25日 国立劇場小劇場
 演者は全て女性で、日本舞踊、笙独奏、演劇の3つのジャンルに絞り、日本の代表的な芸能を紹介しました。
10-25-313
 第1回公演の様子


第2回女性による伝統芸能の伝承 2017年11月17日・18日 向じま料亭櫻茶ヤ
 ~ 伝統芸能を粋にたのしむ ~
 女性がはぐくみ育ててきた希少な日本の伝統「お座敷芸」を、日本文化が漂う老舗料亭でお料理とともに紹介しました。
20171117_夜公演132
 第2回公演の様子


第3回女性による伝統芸能の伝承 2018年11月17日 国立劇場小劇場
 ~ 口ずさむ和楽器の音色 ~
 心地よい響きと豊かな音色の和楽器で、古典曲に加え世代を越えて誰もが耳にしたことがある名曲を披露しました。最後は本公演のために編曲した「和の音絵巻」を邦楽、雅楽の演奏者が一堂に集まり演奏しました。
20181117_合同合奏_44
 第3回公演の様子


第4回女性による伝統芸能の伝承 2019年10月12日 国立劇場小劇場
 ~ 乙女文楽 ~
 人形の外形はそのままに構造と遣い方を工夫し、1人の人形遣いによって演じる乙女文楽。女性のみによる伝統人形芝居です。

 * 台風19号の影響により公演中止 *


第5回女性による伝統芸能の伝承 web配信
 ~座談会 古代から現代にいたる日本の舞~
 神へ捧げた「舞楽」、民衆の娯楽として親しまれ発展した「歌舞伎舞踊」、日本舞踊の新しいかたちを未来へつなぐ「新作舞踊」。この3つの「舞」で活躍する伝承者が集い「日本の舞」について話し合いました。
座談会2
 座談会の内容