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長唄

松尾塾伝統芸能の塾生は小学1年から中学1年までが在籍していますが、7学年違うと当然体格の差があります。現在、一番背が高い人で155cm、低い人で111cm、その差は44cmです(平均130cm)。

日本舞踊、狂言などは自分の体を使った身体表現の為、あまり体格の差は気になりませんが、三味線の稽古になると、弾く以前に三味線を構えるバランスも大切なため、低学年の塾生は大変そうです。きちんと支えられるように頑張っているところです。

一方、しっかり構えられるようになった上級生の塾生はどんどん上達しています。そこで、今回の「長唄」の稽古は、上級生と下級生に分けてそれぞれ稽古に励みました。

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 上級生は先日配られた曲を中心に先生にみてもらいました。最近、棹に貼っている勘所(かんどころ)シールをあまり見ずに勘所を押さえられるようになったので、楽譜も目で追えるようになってきています。

冒頭の箇所で2つの弦を同時に弾くところは、いかにも三味線の曲らしいかっこいいところなので、早く弾けるようになりたいのか、お昼休みの間も自主的に稽古に励んでいる人が現れました!

一方、下級生は塾生控え室で「さくら さくら」をおさらいしました。次の曲にステップアップする人、もう少しの人、それぞれいましたが、本当の桜の開花までには全員で弾きこなしたいですね。日本を象徴する桜の曲を伝統楽器で奏でる体験は、いくら大変でも子供達の中に宝として残るに違いありません。基礎から本物に接し、感性を磨き、技を身につける。これが松尾塾伝統芸能の大きな特徴の一つです。

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