先週みんなで大掃除をしてピカピカになった稽古場で、今年最後の稽古が行われました。9月4日に開塾し、早4ヶ月。初めて尽くしの連続で塾生も大変でしたが、先生方もご苦労の連続だったと思います。小1から中1までと年齢差もある中で、それぞれの芸の技に磨きをかけることは想像するだけで大変なことです。
そんないつも温かくご指導くださる先生方に感謝を込めて、稽古の間に昼食会をもちました!いつも稽古が終わると、公演、収録、次のお稽古と移動される先生方ですので、このようなお時間を持てることは大変ありがたいことです。今回は、狂言からは内藤連先生、日本舞踊は花柳輔太朗先生、花柳輔瑞佳先生、鳴物は藤舎千穂先生、藤舎朱音先生、そして塾長先生と多くの先生方がご参加くださいました!
会の中では、花柳輔太朗先生の乾杯の言葉をはじめ、全員の先生方から一言ずついただきました。どの先生方も4ヶ月間の塾生の成長を褒めてくださいましたが、ちょうどこの日に塾長より発表会の日程が知らされたこともあり、今後の課題や目標、稽古に取り組む態度についてお話しされた先生もいらっしゃいました。来年の稽古は益々真剣に取り組まなければいけないと身が引き締まりましたね。
そして、先生方からの差し入れのサプライズも!午前の稽古で残念ながらお帰りになった中村先生からのみかんはなんと自作の絵入り。
絵は狂言の演目に登場する人物や動物で、発する泣き声や言葉をうまく言い当てられたらみかんがもらえるというクイズを内藤先生がしてくださいました!
そして輔太朗先生、千穂先生も塾生一人一人に手渡しでプレゼントをくださいました。
先生方、本当にありがとうございました。来年は一層気を引き締め精進いたしますので、どうぞ宜しくお願いいたします!
それから、もう一つ嬉しいことが。松尾塾伝統芸能の前身である松尾塾子供歌舞伎の卒塾生である中川典子さんが松尾塾伝統芸能をご見学に来られました。松尾塾には小4から昨年の閉塾まで在籍され、現在は高校で伝統芸能を学んでおられます。中川さんは三味線がとても上手で、今回もその腕前を披露してくださいました。塾生達は「稽古に励めば、中川さんみたいになれるかな?」と目を輝かせて、その音色に聴き惚れました。
2016年、皆様はどのような年だったでしょうか?どうぞ良いお年をお迎えください。そして、松尾塾伝統芸能をこれからも宜しくお願いいたします。