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夏本番

梅雨の日々が嘘のように晴れ、セミが夏本番を知らせるように鳴く8月となりました。
塾生達は、コロナの影響で夏休みのない子や、夏休み短縮となってしまうなど様々な夏を過ごしています。
松尾塾では4月、5月の休講期間を埋める為に、8月は自由参加という形で稽古をすることになりました。
いつもは、一教科一限で行うところ、二限続きでいつもよりじっくりと稽古に励みます。
そんな今日は、狂言と鳴物の稽古です。
狂言の謡(うたい)の稽古では中村先生に『風車』を謡っていただき、その歌詞を聞取り書くことになりました。
自分で書き取ることで、より内容に理解を深められる機会になったと思います。
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また、中村先生が『風車』の謡に出てくる“風車”や“起上り小法師”などの画像を見せてくださり、塾生自ら
「こんな感じかな?」と起上り小法師のマネをしている場面もあり『風車』のイメージが沸いたことでしょう。
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鳴物の稽古では千穂先生が、楽器の特性を説明しながら、塾生一人ひとりにあった指導をしてくださいました。
太鼓の稽古では、打ち方から確認です。
手首を柔らかく使い、打った瞬間にバチをしっかり握る感覚で打っていきます。
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この手首を柔らかく下げることでとても良い音が響きわたっていました。
大鼓では、ある塾生自ら「大鼓やりたいです!」と名乗りを上げ、いざ指革をはめたら・・・
2年前に作ったせいか、なんとみんな指が成長しキツくなっていました!
「あれ?はまらない!」「指が大きくなったのかな?」と話す塾生たちをみて成長を感じました。
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9月からは松尾塾伝統芸能、新学期となります。
基礎をしっかり身につけ、来年の公演に向けて稽古に励んでもらいたいです。