今年最後の稽古日の朝礼、ピシッとした空気に中で、塾長から狂言と日本舞踊の演目と配役が発表されました。
昨年より少し早い配役発表。塾生それぞれの中で、色んな感情が生まれたことでしょう。

また、この日の3限とお昼休みで、一年に一回の松尾塾のお楽しみ会が開催されました。塾生と保護者が稽古場を飾り付け、ケーキを用意してくれました。
普段は大急ぎで食事を済ませ、三味線を弾いている塾生たちも、この日は今年の公演のDVDを全員で見ながら、お昼をいただきました。

8月の公演のDVDを全員で見るのは初めてです。
今だからこそ、自分たちでわかる改善点があり、「ここはこうした方がいいね」「こうだともっと綺麗にみえるね」と沢山の意見が飛び交っていました。
仲間の芸に意見や指摘ができるようになったことは、自分に自信がつき、仲間を認めているからこそ出来るのでしょう。

また、今年は先生方にはお声かけをしないで、塾生だけでのお楽しみ会でしたが、先生方からも沢山のクリスマスプレゼントをいただき、賑やかな会となりました。
今年も一年間、多くの方の大きな優しさで支えていただき、ありがとうございました。

来年は今年よりも活躍の場を増やし、また、更に個々の芸と精神を育んでまいりたいと存じます。来年も松尾塾伝統芸能をよろしくお願いいたします。