紅葉の季節も終わり落ち葉が地面を彩る季節になりました。こんな寒空の中でも、半袖で稽古場に来る塾生もいます。子供のパワーは計り知れません。
この日は1限目に全員揃って、来年の公演で踊る演目「藤娘」「越後獅子」のDVDの鑑賞会をしました。2年前まで大阪にて28年間活動していた松尾塾子供歌舞伎の公演DVDです。
松尾塾子供歌舞伎で何年も稽古に励んできた同じ年頃の子供たちの芸や踊り、卒塾生が後見や裏方としてサポートしている姿を見て、感じ学ぶものが多くあったようです。
また、2時間続けての鳴物の稽古では、藤舎朱音先生と藤舎清穂先生のお2人がみっちり指導してくださいました。最初の1時間は、低学年は小鼓を、高学年は太鼓をグループに分かれて稽古しました。
小鼓には打音と掛け声を組み合わせた「手組み」というものがあります。「三地(みつぢ)・五ツ頭・アバレ・岩戸」と朱音先生からの手組みの指示に従い、塾生たちは小鼓を打っていきます。少人数での稽古だったため、いつも以上に習得が速く、先に進むことができました。
残りの1時間は、全員揃って復習をし、小鼓と太鼓を合わせて演奏する稽古となりました。