1. TOP
  2. 稽古場NEWS
  3. 「申し合わせ」から「公演」まで

「申し合わせ」から「公演」まで

6月30日、雨が降る中「第三回松尾塾伝統芸能公演」狂言公演を矢来能楽堂にて開催致しました。狂言公演のチケット受付開始から、わずか5日での満席となり、本年は約200名のお客様にご観劇いただきました。
毎年、塾生の成長を見守ってくださっている方、初めて狂言をご観劇になり、興味を持ってくださった方、塾生の将来を楽しみにしてくださっている方などから、沢山の嬉しいお声をいただきました。
1年間、熱心にご指導くださった先生方、そして諦めることなく、自分の目標をたて稽古を重ねてきた13名の塾生の努力の成果をご披露でき、本年も狂言公演は無事に終えることができました。心から感謝申し上げます。

本番の前日には、夕方から「野村よいや舞台」にて申し合わせ(リハーサル)が行われてました。申し合わせでは松尾塾伝統芸能の監修の野村万作先生が立ち会ってくださり、小舞4番、狂言4番と最初から最後までじっくり、時に微笑みながら、真剣に塾生を観てくださいました。

IMG_4487
全てが終了すると、ずっと黙ってご覧になっていた万作先生が、舞台に立たれて小舞、狂言の基本について、細かな動き、台詞の言い方や抑揚についてなど、時間をかけてご指導くださいました。万作先生の微笑む姿や、いただいたお言葉は、本番を目の前にした塾生にとって大きな励みとなったことでしょう。
IMG_4529

7月からまた、8月に開催される日本舞踊、邦楽の公演に向けた稽古が続きます。
緊張感が途切れないように、塾生は次の舞台へ意識を切り替えます。
8月も塾生が自信に溢れた姿で舞台に立てることを期待しています。
引き続き松尾塾伝統芸能を温かく見守っていただければ幸いでございます。