「松尾塾伝統芸能」は、公益財団法人松尾芸能振興財団の育成事業として平成28年9月に開塾いたしました。感性豊かな幼少期から伝統芸能に触れ生涯にわたり伝統芸能を愛し携わっていく人材を育成することを目的とし、月謝不要で指導いたします。
日本伝統芸能は世界でも高く評価されておりますが、国内ではその伝承者が減少しています。西洋音楽が中心となる学校教育が進み、日常生活の中で三味線、和太鼓などを耳にする機会が減り、趣味・稽古事としても身近な存在ではなくなっているのが現状です。
「松尾塾伝統芸能」では、「子供たちにこそ本物を」の気持ちから第一線で活躍する一流の講師陣により伝統芸能の伝承を目指し、情熱をもって指導してます。また、稽古だけに留まらず、舞台鑑賞、勉強会などを通し、伝統芸能に関わる文化を学び、幅広い知識・体験を提供する予定であります。
日本の伝統芸能は、流派を引継ぐために主に世襲または、弟子によって個別に伝承されて参りましたが、「松尾塾伝統芸能」によって広い門を開き、あらゆる環境の子供たちが伝統芸能に触れ、礼儀作法・感謝・思いやりなど日本人心を持った感性豊かな伝統芸能伝承者が巣立っていくことを強く願っております。
塾長 大野木榮美