塾生達の春休み期間を使って狂言の補習稽古を行いました。
普段の稽古は休日で少し落ち着いた雰囲気ですが、補習稽古は平日だったので、
近隣のお店や、お勤めされている方たちで賑わっていて、いつもと違った街並みを感じました。

補習稽古では演目ごとに塾生が集まり、夏の本番に向けて細かい動き、
台詞回しを先生方にご指導いただきました。
第五回松尾塾伝統芸能記念公演では、小舞「風車」「貝尽」、狂言「痺」「柿山伏」「附子」「茶壷」、を致しますが「痺」「柿山伏」「附子」は過去の公演で他の塾生が演じてきた演目でもあります。
第五回公演ではどのように演じるのか今から楽しみです。

これまでの稽古で、一通りの流れを習った塾生達ではありますが、
先生方にご注意頂いたことが、なかなか直りません。
ひとつ直ると、これまで出来ていたことができなくなってしまいます。

掛け合いが出てくる場面では、先生によるお手本を見せて頂き
その迫力に思わず拍手をしている塾生もいました！

先生方からも、『相手の台詞・動きを理解して演じられるようにしましょう』とご指導頂きました。
まだまだ塾生達は自分自身の動きなどで精一杯になっている感じですが、相手を十分意識し
これから本番までお役を身体に染み込ませていってほしいです。

次回の稽古場NEWSでは狂言の演目について詳しくご紹介できればと思っております！