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意気を合わせる

今年の公演では、塾生が鳴物を担当する曲が昨年より一曲増えました。
「第三回松尾塾伝統芸能公演」では、「供奴」「雛鶴三番叟」「鞍馬山」をご披露させていただきます。
この日は、久しぶりに藤舎千穂先生が二時間続きで稽古をつけてくださいました。
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鳴物の演奏は隣で演奏する人を感じて合奏することで、ぴったり合った小鼓・大鼓や太鼓の音が美しく響きます。
千穂先生が、何度も塾生に「意気を合わせて!!」「意気を合わせるとは、空気を意志で掴むということですよ!」と教えてくださいました。
鳴物の楽器の打ち方だけでなく、楽器を演奏する時の心構や感覚もしっかり教えてくださいました。
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日本舞踊・長唄・鳴物の公演本番まで5か月ほどですが、この時期になると、どの科目も集中して努力をしている塾生とそうでない塾生が一目でわかります。
出来ない塾生のために同じところを繰り返し繰り返し全員で演奏します。
仲間全員が一人を支えるのと同時に、一人の仲間に対する責任の大きさを感じる稽古となりました。