今年も残すところ、あと一ヵ月のとなりました。
松尾塾伝統芸能は、夏の公演以外の活動で今年3月、神田明神にて行われた花魁道中に出演させていただきました。
今月、再び神田明神にて行われる神田神社文化交流館開館記念「神田祭の信仰と芸能」に出演させていただくこととなり、そのためのお稽古にも励んでいます。
前回と同じくお役は禿と新造。
江戸の遊郭を輝かせた高級遊女に将来なる幼い少女のお役です。禿と新造は花魁の側について身の回りのお世話をしていたそうです。
禿は新造より幼い少女のため、髪型はおかっぱにします。禿のお役をいただいた塾生の中には、生まれてから一度も髪を切ったことがない塾生もいましたが、本番前に髪型は全員おかっぱにばっさり切ります。
新造は少しお姉さんのお役のため、長い髪を綺麗に結っていただきます。
夏の公演とは異なり本格的に日本舞踊をされている大人の中で、出演させていただくため、塾生もいつもと違う緊張感と刺激を受けているように感じます。
今年のラストスパートです。2018年で吸収したものをご披露できるか楽しみです。
また、来年の狂言公演は、例年より2か月早い6月に実施することになりました。例年に比べて稽古期間が短くなります。
そろそろ本腰を入れて、公演に向けての稽古に入らなければなりません。
少しゆったりとしたお稽古場の雰囲気でしたが、今年も残り一ヵ月、気を引き締めて稽古に挑みます。