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熱気溢れる稽古場

凍えるような寒さが続き、月曜日に降った雪が歩道に残る中でも、松尾塾の稽古場は熱気で溢れています。
松尾塾では、狂言、日本舞踊、長唄、鳴物と4つのことを1日で稽古しています。習ったことは、次の週までに自宅で復習し体得してきます。しかしながら、年齢、個々の得手不得手によって不安を持ったまま次の稽古が進んでしまうことがあります。
そこで、休講の時間は塾生だけで自主稽古をして、互いの遅れを補います。
この日の3限は長唄の自主稽古に励みました。
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夏の公演で長唄は「松の緑」「五郎時致」を披露します。
今日の自主稽古は、高学年の塾生が稽古を仕切り、それぞれの上達具合を見てグループに分かれて行いました。
高学年の塾生が低学年の塾生一人一人に、「もっと音をよく聴くように」「バチの持ち方を改めるように」「自信をもって思い切り弾くように」など注意やアドバイスをしていきます。
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一人が弾いている間、低学年の塾生は、三味線を置き、ジッと正座をして他の塾生の演奏を聴いています。人の演奏を聞いて、良いところや改善点を見つけて伝えること、人の演奏を黙って静かに聴くことは自分の力に変わります。高学年の塾生も人に教えることで、自分を顧み、成長に繋がります。
自主稽古では、お互いを助け合い、共に成長していく大切な時間を過ごすことができました。
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3限の自主稽古で予習をしてから、4限は塚原先生と布施田先生にご指導いただき「自主稽古の成果があって、ちゃんと弾けるようになりましたね」とお褒めのお言葉をいただきました。
2018年も出だしの稽古は順調です。これから8月の公演まで、塾生がどこまで芸を極めていくかが楽しみです。