紅葉に色づいた葉も、落葉になりだいぶ冷え込む季節となりました。
10月11月は基礎をしっかり身につける稽古に励みました。
お囃子では千穂先生から『手』を稽古して頂きました。
『手』とは鼓や太鼓を打つリズムの事で、それらが組み合わさっていくことを『手組み』と言います。
塾生達は『手』を理解しながら鼓・太鼓を打っていきます。
この『手』の種類とても多く文章では伝えにくいので動画にまとめてみました!
小鼓で出てきた〈打放(うちはなし)〉〈キザミ〉〈ヌキ〉
この3つが組み合わさったものを『翔り地(かけりじ)』と言い、
翔り地は人の出入りの際に使用することが多いです。
また、『手組み』の種類で[チリカラ拍子][トッタン拍子]に分けられることが多いのですが
[チリカラ拍子]は歌舞伎音楽で用いられ、特徴としては
■拍数
・決まりがない
■手組みの打ち方
・1つの手組みを、小鼓と大鼓2つの楽器で打つように出来ている
[トッタン拍子]は能から来たもので
■拍数
8拍のリズム
■手組みの打ち方
小鼓・大鼓・太鼓で合奏するものもあり、また独立して演奏する場合もある
この様になっています。
塾生達は千穂先生に教えて頂くリズムを瞬時に吸収し身につけている姿を見ると、5年続けている成果がしっかりと現れていると感じました。
これからも成長した姿を見せてもらいたいです。