萬歳

3月も半ばを迎え、桜の花が咲く季節となりました。
進級や卒業を迎えた塾生たちの門出をとても嬉しく思います。

今回ご紹介させて頂くのは、日本舞踊『萬歳』です。
『萬歳』とは日本の古くより伝わる伝統芸能の一つです。
初春を寿ぐ門付芸人の事で、太夫(たゆう)と才蔵(さいぞう)が新年に家々を廻りその門前で新しい年がますます栄える事を祝います。
第五回記念公演となる今年の公演には、ぴったりな演目です。
また、こちらの『萬歳』は松尾塾伝統芸能公演では初めて義太夫が入る演目となります。
『義太夫』とは浄瑠璃の中の一つのジャンルになり、三味線を演奏する三味線方と三味線に合わせて物語を語る太夫によって演奏されます。
三味線は太三味線を使い、迫力のある音でその情景を描写します。
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今回の公演では塾生2名で太夫と女才蔵を踊ります。
舞台上では2人だけとなるので、距離間や舞台上の位置をしっかり把握しながら踊るよう
細かくご指導頂きました。
本番まで5か月とまだ時間はあるようですが、少人数制になった分、それぞれの稽古をつけて頂く回数が
残り少なくなってきています。
次回稽古までには必ず振付、台詞を必ず覚えてくる等、緊張感を持続し、自分で目標を立てて稽古に励んで欲しいです。

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