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1ヶ月が経ちました

平成28年9月25日(日)、早いもので9月に開講した松尾塾伝統芸能も1ヶ月目最後のお稽古でした。日本伝統芸能のことを何も知らなかった塾生も、この1ヶ月でたくさんのことを吸収しています。

狂言では小謡「柳の下」を何も見ずに謡えるようになり、今日は本格的にお扇子をもって、稽古にのぞみました!ご指導くださった中村修一先生は9歳の頃狂言を始められたそうで、「音程が固まってしまうと直しづらい。狂言の基本は先生の真似。聞き取る能力が大事だよ」と、うまくなる秘訣を教えてくださいました。

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日本舞踊は久しぶりに花柳輔太朗先生が来てくださいました。最初のお稽古ではご挨拶の練習、歩く練習だけだった塾生の成長ぶりに「4回目なのに上手になったね!」と、ほめてくださいました。おすべりの稽古で、太ももの筋肉がプルプルして、なかなか姿勢を支えられない塾生に、「大丈夫。そのうち筋肉がつけば出来るようになるから」とにこやかに教えてくださる先生の着物からのぞく足の筋肉はすごかったです。優雅に見える日本舞踊も、美しい姿勢を保つには、アスリート並の筋肉が必要なのです。

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鳴物はどんどん新しい課題が出てきました。先週から鳴物は「雛鶴三番叟」をお稽古していますが、いよいよこの曲の一番大切なリズムである「三番地(さんばじ)」を習いました。

「ちんとてちんとてちんしゃ ふっ、いやー ぽん ほ ぽん ぽんすぽぽん」と、先週より込み入ったリズムと掛け声を頑張るのですが、慣れない鼓の重さに、構えた楽器の位置がどんどん下がっていって・・・。修行ですね!

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長唄は三味線の構え方、撥さばきを確認し、一の糸から「どんとんてん、 てんとんどん」と三の糸まで一つずつ弾いていく稽古をしました。そして初めて唄のお稽古もしました。課題は「お月さま」。1ヶ月でこんなにお稽古が進んで、第一期生の吸収力はすごいです。

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いよいよ来週からは10月のお稽古に入るのですが、芸術の秋は先生方も公演で大活躍。たくさんの先生が全国各地で公演をなさっています。塾生にはたくさん良い演奏を聞いたり舞台を見たりして、今後の目標にしてもらいたいものです。

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