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長唄ずくめ

7か月前の開塾当時、15分の正座が精一杯の塾生が多く、体をひねったり、立ち上がったり・・・塾生にとって正座が大きな課題でした。日常のお稽古では、狂言・日本舞踊など動きのあるお稽古が組み込まれ、正座で痛くなった足を休めることが出来るのですが、今日は4時間通して長唄のお稽古でした。長唄の稽古は正座で行います。勿論、休憩は取りますが、小学1年~中学1年の子供たちにとって、ひとつの場所にずっと座り続ける、まして正座となるとかなりの忍耐力が必要になります。

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1・2時間目は、其々の曲の三味線・唄に分かれて東音山内美穂先生、東音施田千郁先生がご指導くださいました。皆で一緒に弾いていると、苦手なところは付いて行けず、曖昧なまま過ごしてしまいます。そこで、今日は時間をたっぷり使って1人1人がしっかり弾けているかを確認し、曖昧だったところを丁寧に復習しました。

そして、3時間目。発表会形式でお母さんたちに三味線を披露しました。小さな緊張の中、演奏を終えてお母さんたち、他の塾生たちからも拍手をもらい、笑みがこぼれる塾生もいました。

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最後の4時間目、全員で唄のお稽古をしました。

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長唄ずくめの1日でしたが、大きい塾生からは「あっという間の4時間でした」と頼もしい声も。小学生低学年の塾生たちも、足を休めながらも最後まで正座をしてお稽古に集中し頑張りました。芸だけでなく、根気、忍耐など精神面での成長を強く感じるお稽古でした。