先日、公益財団法人　松尾芸能振興財団の事務局で、松尾塾伝統芸能の講師ミーティングが開かれました。そこで話しあわれたのは・・・！松尾塾伝統芸能の初めての公演内容です。

演目、舞台美術、衣裳、小道具、かつら・・・。各教科の先生から、提案・構想が次々と出て来ました。９月から５ヶ月間、稽古を続けてきた塾生達一人一人の個性、技量を思い浮かべながら先生方は考えてくださっています。演目によってはA組、B組と別れ、ダブルキャストで公演するものも予定されているようです。

　さて、今回の稽古は講師ミーティングの直後でしたので、鳴物の時間では早速に公演を意識してのお稽古でした。同じ時期から始めた塾生ですが、なんとなく差が出てしまっている塾生の習熟度を、先生方はさりげなく確認しておられます。優劣はありませんが、塾生の適正によって担当楽器が決まっていきます。

　稽古内容の消化不足を解消しようと、お家で猛特訓し見違えるほど良くなってきている塾生も出てきました。こうやって切磋琢磨する努力は本当に素晴らしいことですね。

　しかしながら、今回の鳴物は２時間続きのお稽古。集中力が続かない塾生もいます。そんな中、上級生が下級生を教える場面も。小１から中１まで居ますので、年齢の差があるのはやむを得ません。しかし全員で高みを目指すのが松尾塾伝統芸能なのです。あと半年後の塾生の姿を楽しみにしていてください。

【松尾塾伝統芸能　第一回公演のご案内】

松尾塾伝統芸能　第一回公演　「子供が挑む伝統芸能」

平成２９年８月９日（水）午後開演（詳しい時間は未定）

場所：中央区立日本橋公会堂

☆入場無料　☆チケット制