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稽古はじめ2021

明けましておめでとうございます。
2021年は松尾塾伝統芸能5周年という記念の年となります。
日ごろから応援してくださっている方々にも5年分の稽古の積み重ねを
稽古場NEWSはもちろん、新たに動画でも稽古風景などをお伝え出来たらと思っております。

さて、緊急事態宣言が発令されましたが松尾塾伝統芸能は
感染対策を十分に行い、夏の公演に向かって稽古に励んでいきます。

稽古初めの朝礼では塾長より「コロナの感染者数がなかなか落ち着きませんが松尾塾では換気、手洗いなどを徹底し、ひとり一人が気を付けて行きましょう」と改めてコロナ禍での稽古の向き合い方を塾生に話してくださいました。

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日本舞踊は2限に分けて新塾生チームと連獅子後ジテチームに分かれて稽古です。
新塾生2人は『さくらさくら』で基礎の動きを何度も細かくなおしていただき、日本舞踊の動きを
体に覚えさせていきます。
連獅子後ジテを踊る3人は、自己流の型になってしまっている部分を、
美輝風先生に父獅子・子獅子に見えるにはどう動けばいいか教えていただきました。
後ジテの稽古を終えた塾生3人の表情は「疲れたぁ~」と言いながらも稽古の充実感が溢れ笑顔でいっぱいでした。

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鳴物の稽古では監修の田中長十郎先生が、歌舞伎座出演前に
稽古の様子を見てくださいました。
大鼓を打つ塾生の指皮のサイズが小さくなっていることに気づかれた長十郎先生が自らサイズ調整をしださることに!「また来週も来ることになっちゃったねぇ~」とにこやかに歌舞伎座へ向かわれました。

今年もコロナの影響でこれまで通りの稽古ができませんが、松尾塾伝統芸能の理念である
「子供たちにこそ本物を」そして、「本物を体得させるのが真の教育」という思いを今一度考えながら稽古に
励んでいきたいと思います。