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目標を持つ

二週連続で大雨に見舞われる稽古日でしたが、この日の稽古も一人も欠けることなくスタートしました。毎週の稽古に慣れてしまいがちですが、その日その日で稽古場での目標を立てることは、モチベーションや達成感、悔しさに繋がる、とても大切なことです。
朝一の朝礼で、塾長から「今日の目標を一つでいいから、はっきりと持って稽古に向かいましょう」と声が掛けられました。狂言の所作で曖昧なところを確認する、足の向きを確認して踊るなど、塾生それぞれ目標を立て、稽古が始まりました。上手くいかないとはあるものの明確ではなく、稽古が終わると忘れてしまうことがあります。稽古内容だけでなく、着慣れない浴衣や袴がすぐに着崩れてしまう塾生は着付けを工夫するなど、個々の目標を具体化することで、手応えある稽古になったように感じました。
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この日は2週間ぶりに狂言の稽古に励みました。塾生たちも久々の狂言の稽古にいつも以上に気合が入りました。2期生にとっては初めての狂言稽古でした。1時間の中で思い切り声をだして身体を動かす、謡と小舞の稽古は全身を使うハードなものです。さらに先生がおっしゃることをメモに取り覚えていきます。
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この日は、内藤先生が狂言の謡の説明をしてくださいました。謡には強吟・弱吟・リズムがある拍子合・リズムは関係ない拍子合不合の区別があります。塾生たちが今まで稽古してきた謡「七つ子」「柳の下」は弱吟、先日から始まった「福の神」は強吟と教えていただきました。ただ先生に付いていくだけの稽古ではなく、自分たちが励んでいるものを深く知ることで、より興味を持ち、深く塾生たちに刻ま