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狂言公演まであと一ヵ月

小松での公演を終え、一息つく間もなく6月30日に矢来能楽堂にて開催される「第三回松尾塾伝統芸能公演」に向けた稽古に励んでいます。
昨年よりも一回り広い能楽堂での狂言公演ですが、光栄なことに、チケット受け付け開始から5日で狂言公演は満席となりました。
たくさんのお客様がご観劇くださることになり、嬉しい反面、緊張感で背筋が伸びる思いです。
昨年、ご観劇いただいたお客様から、「今年も楽しみにしていました!」などのお声をいただき、塾生は稽古に一層、力が入っています。
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本年は、小舞もご披露させていただくため、舞と地謡の稽古も重ねています。
謡に合わせながら舞うこと、舞に合わせながら謡うことは、簡単そうに見えますが、舞台にいる全員で意気を合わせなければなりません。
今年初舞台の3期生も小舞をご披露させていただきます。先輩の塾生たちがしっかり見守り、めげずに稽古に励んでいます。
狂言は全ての番組の稽古が最後まで終わりました。ここから、先生方より細かなご指導を受けて公演までに仕上げていきます。

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6月は、狂言公演に向けた「装束合わせ」「申合せ」、8月の公演に向けた「かつら合わせ」など通常稽古以外でも忙しい時期となります。
狂言公演を目前に、舞踊・邦楽公演に向けての稽古も続いています。
今年、日本舞踊でご披露させていただく「晒三番叟」の稽古では、基本のすり足を改めて確認しました。

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長唄の稽古では、それぞれ担当の曲を演奏し、演奏後に塾生同士で意見を言い合う稽古となりました。公演でご披露させていただく長唄の曲「雛鶴三番叟」「鞍馬山」ではお囃子も塾生が演奏します。
それぞれの担当に責任をもって演奏しなければ、互いの足を引っ張ることになります。
塾生一人一人が、しっかり責任を感じて合奏できるように、東音布施田先生が厳しくご指摘くださいました。
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狂言公演まであと一ヵ月、昨年以上の舞台を作れるように身を引き締めていきます。