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松尾塾子供歌舞伎卒塾生インタビュー【鶴澤薫さん】

最後にご紹介するのは鶴澤薫さんです。

➀松尾塾子供歌舞伎の思い出
私の松尾塾子供歌舞伎での、1番の思い出は卒塾する最後の舞台、「新版歌祭文」野崎村の久作の役を演じたことです。
松尾塾に入塾して以来、初めてのお爺さんの役で、またその頃は10代だったので、お爺さんになりきれるよう台詞の言い方や腰の落とし方などを、気を付けながら努めたことを思い出しました。
➁なぜいまのお仕事についたか
卒塾し、高校生の進路に悩んでいる時、松尾塾でお芝居や音楽に携わった経験を生かしたいと思い、国立劇場の養成所に入り、義太夫の三味線弾きになりました。
➂第五回公演への意気込み
松尾塾子供歌舞伎のOBとして、携われる事がすごく嬉しいです。
「萬歳」「団子売」気を引き締め楽しく演奏したいと思います。

《プロフィール》
鶴澤薫(つるさわ かおる)
2019年国立劇場第23期歌舞伎音楽(竹本)研修修了。2019年、6月歌舞伎座「寿式三番叟」で初舞台。勉強会にて「素襖落」「道行恋苧環」の三枚目、国立劇場にて「三人吉三巴白浪」、歌舞伎座にて「傾城反魂香」の連弾き他を務める。