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意識を高めて

7月に入り公演まで1か月余りとなりました。
台詞、動きなどひと通り頭に入った塾生たちですが、お客様を前に舞台に立たせていただくにはまだまだです。
今日の稽古では、観ていただく演技・舞踊・演奏をするために大切なことを先生方からご指導いただきました。

狂言
・目線が下がらないように。しっかりと前を向いて演じないと楽しいはずの番組も暗いものになってしまう。
・動きは大きく、メリハリある動きをする。
・謡は、抑揚をはっきりつける。
狂言

日本舞踊
・首の角度に気を付けて、目線も意識して踊る。
・膝をしっかり折って、腰を入れる。
・使っていない方の手も注意を払い、きれいに整える。
・指先までしっかりと意識する。

舞踊1

長唄
・唄の人は、白扇を持つタイミング、置くタイミングをしっかり覚えて、美しい姿で唄う。
・腰を立てて、背中を真っすぐにする。
長唄1

鳴物
・舞台の上で他の人が演奏しているとき、横を覗き込んだり、手をモジモジしない。
・目線は斜め下にもってくる。
・隣の人の動き、音を意識してみんなでそろえて演奏する。
鳴物7.2

以前から繰り返しご指導いただいていることですが、先生方の「お客様に聞こえるように」「お客様に自分の芸を届ける」との言葉に、覚えることで精一杯の塾生でしたが、ただ覚えるだけでなく観ていただくことを意識しての稽古がはじまりました。塾生の表情は、日々真剣になっていきます。